鎧塚俊彦さんとコラボのクッキー3種類完成〜須坂技術学園

2012-04-21 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 人気パティシエ、鎧塚(よろいづか)俊彦さんと障害福祉サービス事業所「須坂技術学園」(社会福祉法人育護会運営、村田和彦施設長、下八町)とのコラボ商品(合作)が完成した。「信州くるみクッキー」「五つ蔵味噌(みそ)クッキー」「五つ蔵味噌クッキー&ゴルゴンゾーラ」(みそ・チーズ味)の3種類。26日にオープンする「渋谷ヒカリエ」(東急電鉄グループの複合施設、地上34階地下4階)に出店する鎧塚さんの店舗で販売する。
 同商品は、スイーツを通じた地方の活性化と農業の再興プロジェクトの一環。販売者はサンセリーテYoroizukaFarmTokyo。
 1月の来訪以来鎧塚さんと電子メールのやりとりをする草間美江(よしえ)主任職業指導員は「原材料の選定などで何回もやりとりをした。(重荷ではないかと)気遣うメールも頂いた」と話す。
 試作を重ねたのは轟彰就労支援員と女性職員の二人。須坂自慢の5社のみそを、了解を得てブレンドして2種類に使った。また、イタリア産チーズは鎧塚さんの提案という。
 職員15人が試食や助言で協力し、5回の試作を経て鎧塚さんの了解が得られたという。
 轟さんは取材に「販売は利用者の自信や励みになる」。村田施設長は「地域に支えられてきたのでまちおこしで少しでも恩返しができれば」と話す。
 製造は学園のクッキー工房(長野市三才)で、利用者・職員6人体制で行っていく。
 なお、「そのさと加工組合」菓子部会はみそパウンドケーキを完成したが、価格面で今回は見合わせることに。
 村石后恵(みえ)さんは「さらに研究を重ねて力をつけたい」と意欲を見せている。
 合作の取り組みは鎧塚さんの思いと須坂市からの地域振興提案が商品化に結びついた。

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