2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂警察署と須高防犯協会連合会は、年末で犯罪の発生が懸念される金融機関での強盗対応訓練を7日に高山郵便局、9日にJA須高仁礼支所で行った。須高では今年犯罪が大幅に増加しており、年末特別警戒実施中の須坂署では啓発と取り締まりに一層力を入れていく。
高山郵便局では犯人役の須坂署員1人がナイフを持って局に押し入り、窓口の女性局員を人質にとって「金を出せ」と脅迫、金を奪うと車で逃走、追いかけた男性局員2人がカラーボールを投げつけた。
訓練は須高の各郵便局員も視察。終了後の検討会で、須坂署生活安全刑事課の担当者から▽犯人とのやりとりをできるだけ長引かせる。逃走車両は2人で追い、声を出してナンバーを言うことで、もう1人の記憶に残る▽防犯担当者や役割分担を明確にして、設備も点検する▽局の周囲を定期的に見回り、犯罪を起こしにくい環境を作る▽来局者に目を見て声を掛ける―などのアドバイスがあった。
今年県内では金融機関を狙った強盗事件は発生していないが、昨年は郵便局で3件あった。また、須坂署管内では11月末日現在、486件(暫定値)の犯罪が発生、前年同日に比べて95件増(24.3%)と大幅に増えている。種類別では車上ねらいが57件で83.9%増、自転車盗が118件で20.4%増、オートバイ盗が12件で71.4%増、器物損壊が48件で26.3%増、空き巣が18件で125%増―などとなっている。
須坂署と須高防犯協会連合会では31日まで年末特別警戒を実施中で、15日にはATM集中警戒と繁華街特別夜間パトロールを行う。
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