2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂市家庭婦人バレーボール連盟(滝沢理子会長)は27日、連盟設立40周年の記念式典と講演会、祝賀会を湯っ蔵んどで開いた。選手、役員、来賓ら約90人が出席し、40年の歴史を振り返って盛大に祝った。式典では40年間登録している3選手を表彰した。講演会は須坂市に住んでいたこともある、元女子バレーボール日本代表で1984年のロサンゼルス五輪銅メダリストの野口(旧姓・石田)京子さん(飯山市、長野大学女子バレーボール部監督)が講演した。
同連盟は昭和47年に8チームで設立。翌48年に13チームが参加して第1回春季リーグ戦を開催した。今年は16チーム210人が登録している。
記念式典で滝沢会長は「震災でバレーボールができない人がいる中、いつもの生活ができる幸せをかみしめ、バレーボールと歩んだ40年の歴史の重みと深さを語り合い、楽しく和やかに交流して」とあいさつした。
また、40年間継続して登録している、あすなろの広田容子さん、むつみの丸山美栄子さん、児玉房代さんの3選手を表彰。広田さんは「連盟と共に歩んできた。50周年、60周年に向けて健康づくりをモットーに生涯バレーにいそしんで、またこのような賞をいただけるように頑張っていきたい」と受賞者を代表して述べた。
なお同連盟では手編みの靴下カバーを被災地へ送る運動を知り、会員らが編んだレッグウオーマー180足を被災地支援として宮城県の小学校へ送った。
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講演会は野口さんの現役時代やこれまで体験した話に出席者が耳を傾けた。
結婚して須坂市に住み、富士通長野バレーボール部の監督を務めていた当時を「授かった命を失ったり、子どもを産んだりと、人生のどん底も最高なこともこの須坂の地で経験した」と振り返った。
「八幡クラブ」に所属し、同連盟で一緒にバレーを楽しんだ経験もあり、「全日本の半端じゃない競争の中で戦ってきて、現役時代には経験できなかったことを家庭婦人バレーから教わった。勝っても負けても楽しめる家庭婦人バレーの素晴らしさはバレーの根本を覆した」と言い、「これからも人生の先輩に教えてもらいながら、バレーに関わっていきたい」と話した。
2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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