地図なき道を歩く「食べ歩きカントリーウオーク」

2011-12-11 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市観光協会は3・4日、田園地帯をのんびり歩いて、地域そのものを楽しむイベント「須坂・食べ歩き晩秋のカントリーウオーク」を初めて開き、2日間で47人が須坂ならではの味覚を味わい、ありのままの須坂の景観や文化に触れた。
 9月に実施した「町歩き迷路ウオーク」に次ぐ第2弾で、県の観光イベント「未知を歩こう。信州2011」の一環として開催。参加者は両日とも定員を上回り、市近隣を中心に、遠くは茅野市や青木村からも参加した。
 初日は雨のち曇り、2日目は晴れ。参加者は臥竜公園を発着点に興国寺〜アートパーク〜糀屋本藤醸造舗〜邑守神社〜旋風堂〜八丁鎧塚古墳〜霧原大元神社〜椚原豊守神社〜後藤農園〜昌福寺など高甫地域を巡る8㌔強のコースを、観光協会認定のガイド(青木信雄さん、宮川培子さん)の案内で歩いた。
 途中、興国寺からアートパークへの移動は百々川の川の中にある「飛び石橋」を渡った。知る人ぞ知る地域の名物で、参加者は足元を気にしながらも、童心に帰って、飛び石歩きを楽しんでいた。コースには畑の中の畦道もあり、まさに地図にはない「カントリーロード」を巡った。野辺町内の路傍に佇む赤地蔵では「全身赤い地蔵は珍しい」と盛んにシャッターを切っていた。
 また、アートパークではハート型煎餅、本藤醸造舗では味噌汁、旋風堂では須坂焼きそば、後藤農園ではりんご、臥竜公園では黒おでんなど味覚もたっぷり、土産もふんだんに用意され、おもてなしの数々に皆満足した様子。長野市から参加した飛澤志津子さんと石川よし枝さんは「それぞれの景色や食べ物がすばらしく、楽しく歩かせてもらった。サポートの車があり、買い物の荷物も積んでくれたので安心しました」と喜んでいた。
 市観光協会では「初めての企画で、畦道など初めての道もあり、計画段階で時間を要したが、よくこういう場所をさがしてくれたと喜ばれ、よかった。協力していただいた皆さんに感謝したい。定番の観光コースではないカントリーウオークは地域の再発見や活性化にもつながり、今後も計画していきたい」と手応えを感じていた。

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