塩釜に「ふじ」届ける〜須坂市から市民や小学生が義援物資

2011-12-04 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市、東横町・同公民分館、日滝小学校の代表14人は27日、支援を続ける宮城県塩釜市へ義援物資として特産のリンゴ「ふじ」や義援金、高島泉遙(千春)さんの書「絆」、寄せ書きを届けた。朝6時に市役所で出発式を行ってバスと3tトラックで出発。午後1時、同市に到着した。
 ふじは仮設住宅に暮らす約200人に届けた。須坂市民22人から10kg箱で58箱が寄せられた。JA須高が取り箱を提供し、選果や箱詰めも協力。市社協の2人やボランティアの7人が受け付けを手伝った。小柳邦義さん(塩川町)は「絆」「ハッチ」の絵柄入りリンゴ16個を提供した。
 同市立第三小学校の贈呈式で東横町の湯本浩司公民分館長は「お地蔵さんの祭り(延命地蔵尊秋季大祭)で区(中村義勝区長)が塩釜市商工会議所青年部を通じて取り寄せたサンマを焼いて義援金を募った。一方、公民分館が区民祭で義援金を募った。区民の高島さんが支援の気持ちを絆の文字に込めた」
 「春から放射線被ばく基礎知識を文化講演会で学び、福島で開催予定だった着物展の須坂開催を見学したり、被災地の力になることはないかと考えて活動してきた。今後も応援したい」と述べた。
 塩釜市のサンマ売上金と区民祭での合計114,941円を義援金として同市市民総務部長に手渡した。
 一方、日滝小の秋元結羽(ゆう)児童会長は「ふれあいまつりをPTA、学校、地域公民館で一緒に開いた。学校で育てた野菜や果物を販売し、家庭での不用品、児童の手作り品を売り上げた。一刻も早い復興を応援しています。頑張ってください」と述べた。
 義援金は286,486円。古畑一彦校長や児童、PTA役員ら8人が届けた。
 また、東横町区民の寄せ書きや、市文芸協が市民文化祭で募った寄せ書き(白布で2枚に)も贈った。
 須坂市総務課の大峡武さんは「市民から寄せられた義援金や温かい気持ちを直接届けるためにやってきました」と説明した。
 同市は人口57,000人。姉妹都市を持たない都市で、震災直後に長野県緊急消防援助隊の一員で須坂市消防本部の職員が塩釜地区広域消防本部(七ケ浜町)に入った縁で、以後、同市を重点的に支援している。

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