処分場候補地〜須坂市が仁礼町全戸へ地元振興、施設外観示す

2011-11-26 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 長野広域連合と須坂市はこのほど、一般廃棄物最終処分場建設候補地の地元振興と施設外観のイメージを協議中の仁礼町に全戸配布した。A3判3枚(6ページ)。約550部作成。地元振興は主に市が、施設外観は広域連合が担当した。24日現在、区民の反応は市に入っていないという。
 市は地元振興(周辺環境整備など)について、①先進的環境モデル地域を創る②暮らしやすさを向上③コミュニティーの活性化とまちづくりの発展④地元経済の活性化と発展―を目的に挙げた。
 そのためには「町内の実情を把握して住民とともに進める。幅広い年齢層のニーズに対応し、生活・自然環境に配慮」していく。
 また、地元振興を①生活環境の向上②防災対策③農業振興④林業振興⑤交流・観光振興⑥教育・文化振興⑦跡地の活用案⑧地球にやさしい環境づくり―の8項目に分類した。
 持続的発展につながる地元振興の具体化と実施は、地元と行政が十分協議し、広域連合の組織や須坂市議会の合意形成が必要とした。
 一方、施設の外観としてオープン型、クローズド型を示した。埋め立て地は緑色を基調とする複層シートや上
部に植栽(オープン型)と提案。一方、被覆施設(埋め立て地)は緑色を基調とする構造物、建屋上部に植栽、建屋は分割も(クローズド型)と提案。また、埋め立て完了後の公園化や湧水、環境学習、自然エネルギー、屋内施設の利用例も示した。
 市は22日の取材に「候補地に施設が立地したときの外観を示してとの声に応えた。配布は一緒に考える検討材料にするため。地元振興策と広域連合がつくる施設整備の基本計画は、跡地利用も考慮して、同時進行でと考えている」と述べた。
 今後予想される候補地の生活環境影響調査や地質・測量調査の申し入れについて、市は「区と相談中」とした。

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