蔵の町並みキャンパス〜アルミ鋳造で作ったものは?

2011-11-06 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市の蔵の町並みキャンパス事業の一環で、信州大学教育学部の学生と須坂小4年松組は27日、須坂の商店について事前に調査し、そこからイメージしたデザインでアルミ製のキーホルダーを作った。
 学生らが須坂をキャンパスに、養蚕の歴史や蔵の町並み、食文化などを研究、交流する中で新たな情報を発信し、にぎわいのある町づくりを進める取り組み。今回は児童を交えた町の探検とアートを融合させた。
 学生と児童は、まゆぐら、綿幸、つたや本店、盛進堂、須坂煎餅堂を訪問して創業の時期や商品などについて取材したほか、機織り体験、工場見学などで認識を深めた。その中でイメージした竜や着物、おやきなどを、発泡スチロールを用いてそれぞれにデザインの原型を作った。
 グラウンドでは、発泡スチロールを砂に埋め、溶かしたアルミニウムを流し込んでキーホルダーを鋳造すると、「すごい、できてる〜」と児童たちは感激。おせんべいをかたどった丑沢太一君は「難しかったけど、楽しかった」と満足げに、やすりで仕上げていた。
 信大教育学部芸術教育専攻美術教育分野3年生の遠藤恵さんは「子どもたちは意外に身近な町のお店を知らなかった。実際に訪ねてみると、お店の人も子どもたちも、お互いに楽しそう。次代を担う子どもたちがまず町を知ることが、将来的ににぎわい創出につながるのでは」と話していた。
 児童たちが作ったキーホルダーの作品は13日まで、須坂市東横町の市ふれあい館まゆぐらに展示している。

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