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須高のタイ出身者「タイ洪水被災地に支援を」募金活動を始める

2011-10-30 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須高地区に住むタイ出身者３人が22、23日、母国で起きている洪水の被災者を助けるため、小布施町の物産交流市「六斎市」で街頭募金を行った。
　在日タイ人ネットワークの全国的な活動に合わせ、小布施町クリトピアに住むタイ出身の井田ピムテープさん（45、県国際交流員）らが行った。
　井田さんの実家はバンコクにあり、「まだ大丈夫」だそうだが、一緒に街頭に立った小田切アロンさん（41、須坂市小河原）の実家は「１階が水没し、２階でなんとか生活している状況」という。
　井田さんは「タイの家族や友人から毎日、情報を聞いている。洪水被害は続いていて、この後の復興も大変だと思う。東日本大震災の時はタイから支援があった。今度はこっちから助けたい。心配だから一生懸命募金活動する」と話した。
　３人の呼びかけに、大勢の通行人が立ち止まり、募金していた。小布施まちづくり委員会や小布施在住外国籍町民ネットワークが協力し、街頭で募金を呼びかけていた。
　募金活動は11月30日まで行う予定。今後は県内の仲間と連携し、週末などに須坂市や長野市、松本市、上田市、佐久市などで街頭に立つ予定。行政窓口に募金箱を置くことも交渉している。寄付金は在日タイ大使館を通して被災地に届ける。
　県国際交流推進協会の井田さん☎026-235-7186。