須坂ニュース　須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか

【須坂市】空間放射線量の測定始める〜児童生徒優先に

2011-10-29 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市は25日から児童生徒が多く集まる保育園や幼稚園、小中学校、児童クラブ、児童センター、臥竜公園、市役所などの空間放射線量を１週間程度で測定し、結果を公表すると25日の記者会見で発表した。教育委員会は25日に実施した仁礼小と仁礼保育園の結果を0.06〜0.29だったと同日発表した。単位はマイクロシーベルト毎時。
　市が６月に発注し、今月から使用を始めた測定器は、ガンマ線用シンチレーションサーベイメータTCS―172。
　除染の目安について、国（文科省）は「学校等における放射線測定の手引き」（８月26日付、文科省日本原子力研究開発機構）で、高さ50cm（中学校以上は１m）の場所で毎時１マイクロシーベルト以上が必要としている。
　これを受けて、市は子供が長時間至近距離で接する可能性がある保育園や小中学校などの施設については、地表（５cm程度）の測定結果が毎時１マイクロシーベルト以下でも高い数値を示した場合は、県と相談して除染の対応をするとしているが、26日現在、高い数値はない。
　25日の仁礼小はグラウンド中央で地表、50cmが各0.10、１mが0.09。堆肥置き場が地表0.07、１m0.06。昇降口雨どい口（排水升）が地表0.16、１m0.08。管理特別教室棟東側側溝集水升が地表0.10、１m0.08。
　仁礼保育園は園庭中央で地表、１mがともに0.07、１mが0.06。園舎西側雨どい口（排水升）が地表0.09、１m0.07。同北側雨どい口（同）が地表0.29、１m0.17。