屋代線に代わるバス運行計画の統一案〜1日15往復、運賃も同程度

2011-10-29 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 来年3月末に廃止される長野電鉄屋代線に代わるバス運行の在り方を協議している沿線4地区の作業部会などは19日、長野市役所で2回目の調整会議を開き、運行計画の統一案を決めた。路線は国道403号を基本とし、朝の松代〜須坂の一部高速道利用も。運行本数は屋代駅〜須坂駅は屋代線と同じ1日15往復、運賃も同程度などとした。2日に開く長電活性化協議会に提案して正式決定する。
 路線は屋代線とほぼ平行する国道403号を利用。渋滞する朝夕は定時性を重視して停留所数を少なくし、昼間は利便性を重視して停留所を増やしたり、う回して公共施設などを回る。須坂市は昼間はメセナホールや須坂病院を経由する。千曲市は昼間は土口地区や雨宮地区を回る。松代から須坂の高校へ通う生徒が多いことから、関崎橋の渋滞などを考慮して上信越自動車道を利用する高速便も1便設けた。
 停留所は朝夕が須坂9カ所、若穂3カ所、松代13カ所、千曲6カ所。昼間は須坂9カ所、若穂8カ所、松代20カ所、千曲11カ所としたが、今後さらに調整する。
 運行本数の半数程度は松代発着で須坂駅方面と屋代駅方面に。15往復のほかに、朝は高校生の利用が多いことから、松代と川田始発の須坂駅行きを各1便設ける。松代高校発着便なども。
 ダイヤは事務局が示した暫定案について出席者から、所用時間の見込みの甘さを指摘する意見が相次ぎ、見直すことに。運賃は2年間は屋代線と同程度とし、その後、見直すとしたが若穂や松代の出席者は5年間の現状維持を強く求めた。運行事業者は長電バスとすることに。
 ほかに、これまで同様、関崎橋や松代町岩野などの渋滞を懸念する声が相次いだが事務局から具体的な対策は示されなかった。バス運行の収支見込みや、必要な台数などが示されていないことを疑問視する声もあった。

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