2011-10-02 07:03 am by 須坂新聞
井上聖徳太子奉賛会(藤沢富夫会長、会員14人)は、国道403号拡幅工事に伴い、太子堂(幸高町)を6m西側へ移動して先ごろ新築した。10月8日午前10時半から現地で落慶法要(西尾達義秀泉寺住職)を行う。
聖徳太子は職人の守護神や産業興隆の祖、平和の守護神などで全国に講が存在する。
井上の奉賛会は、会員持ち回りで祭事を続けてきたが、昭和34年3月に太子堂を建てて以降は堂で行っている。堂はその後、南向きから東向きに移動し、今回の新築で倍の広さとなった。
宝珠と露盤を載せる銅板ぶき、方形(ほうぎょう)造り。木造平屋、基礎は鉄骨。真壁、腰板杉横張り。虹梁(こうりょう)や木鼻(きばな)に彫刻を施した。
間口、奥行き共に5.2m。延べ床面積約30平方メートル。天井にはキリの無垢(むく)材を、ほかはヒノキ材をふんだんに使用した。須弥壇(しゅみだん)には聖徳太子像と掛け軸を安置する。堂は地面から1.4m上げ、周囲との調和を図った。サントーホーム(長野市若穂綿内)が請け負った。
藤沢会長は「少人数の上、経済状況が厳しいが、会員を増やし、景気回復を願い、昔の盛り上がりを期待しつつ皆で頑張っていきたい」と話す。
会員はかつて40人を超えた。二年参りでだるまの販売や春の大祭(4月第2土曜)を行っている。
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