夢工房福祉会〜「未来工房」の移転祝う

2011-10-02 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 社会福祉法人夢工房福祉会(須坂市上町、松本善雄理事長)は、移転して事業を始めた多機能型事業所「ワークス未来工房」の関係者約100人を招いて23日、改修工事しゅん工式を開いた。市内本上町から高梨町(旧村山ピオレ)に移り、建物は「みらいビル」と名付けた。鉄骨造り陸屋根4階建て、延べ床面積約4,000平方メートル。1階約400平方メートルで就労継続支援A型(雇用型)と就労移行支援(2年間)の事業所を運営する。
 就労継続支援A型は開所して6年目。定員15人。1日4時間以上のパート雇用契約により最低賃金を保障し、雇用保険に加入する。市内外の15社から食品加工を受注し、袋詰めや箱入れなどの作業を行っている。また、15の通所作業施設に下請け作業を依頼し、最終責任を負っている。
 一方、2年以内に一般就労に結びつける就労移行支援は4年目。知的・精神・身体の3障害対象で定員25人。施設内作業は一般食品や土産品、ブライダル商品などのパッケージ加工を、また、出向作業や企業内実習で就労経験を積んでいる。
 松本理事長は「法人は一人の利用者に寄り添う一人の支援者から始まった。建物の取得は、昨年12月に競売物件になっているとの話が出て以来、自分たちで解決できるのではないかと進めた。一人一人に合った支援が法人設立の理念。一つずつ身を結んで本日を迎えた。地域とともに仕事ができ、発展ができ、関係者のご支援に感謝している」と述べた。
 来賓祝辞で三木市長は「建物は市の課題でもあった。福祉の県内リーダーとして今後も活躍を」と期待した。
 働く関係者は「就職できたことは未来工房の支援のおかげ」「3倍以上の広さで仕事ができる。障害者の雇用を広げ、関心ももってほしい」「一般就労へ働くスキルを身につけるため日々いそしんでいる」と語った。

2011-10-02 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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