【須坂市議会】市長問責決議案を否決〜「残り任期一層気を引き締め」

2011-10-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会9月定例会は最終日の29日、岩田修二、石合敬両議員が提出した三木市長に対する「問責決議案」を採決し、起立少数(4人)で否決した。
 8月19日昼ごろの公務(大谷不動尊夏護摩祭)で日本酒を飲み、約6時間後に自家用車を運転したと報道され、9月8日の市議会緊急質問の答弁で「全く酔っていなかったと明確に認識しているが、疑惑をもたれる行為は軽率だったと反省している」と謝罪した。
 岩田議員は「飲酒運転根絶に向け、誓約書を提出させた市職員への裏切りで、規範を示す市長として軽率では済まされない。市の信頼を著しく失墜させ、影響は多方面に及ぶ」として、「道義的責任を明確に」と迫った。
 石合議員は「市長判断で良いが、信頼回復へ納得の対処を望む」と賛成討論した。
 三木市長は閉会後、記者会見で自らの処分について「疑問をもたれる行為は深く反省しているが、多くの人に相談の結果、飲酒・酒気帯び運転をしたと認めることになり、誤解される恐れがあるので減給しないことにした」。さらに「残り任期を一層気を引き締め、身を律して市政発展に尽力したい」と述べた。また、問責提出については「コメントする立場にない」とした。
 議事は、2億3,000万円余を追加する一般会計補正予算案など14件を原案通り可決した。9月30日で任期満了となる教育委員の清水美奈子さん(塩川)の再任に同意。「35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書」など意見書4件を採択した。決算関係議案10件を認定。このうち一般会計は竹内勉議員(共産)が反対討論し、採決の結果、起立多数(16人)で認定に。

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