創造学園バレー〜須高選手が全国制覇に貢献

2011-08-06 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 28日〜1日に秋田県横手市で開いた全国高校総体(インターハイ)の男子バレーボールに県代表で出場し、全国制覇を成し遂げた創造学園。須高出身の渡辺峻君(3年、常盤中出身)と小林之紘君(同、小布施中出身)がチームの中心選手として活躍し、2年連続2度目の出場での快挙に大きく貢献した。
 渡辺君は192cmの大型セッター、186cmの小林君はセンター。同校の先発メンバーの平均身長は185cm。強豪校に劣る身長差を、コンビバレーと組織力でカバーした。
 初日の予選グループ戦は苦戦しながらも坂出工(香川)を2(25─19・18─25・25─14)1で突破。2日目の決勝トーナメント2回戦は練習試合で連敗していた北嵯峨(京都)を2(25─23・25─19)0で破った。
 3日目の3回戦高知商(高知)は立ち上がりから追う展開となったが、粘って第1セットを奪うと2(25─22・25─18)0、準々決勝の別府鶴見丘(大分)は序盤からブロックで主導権を握り、2(25─12・25─18)0で昨年の成績を上回り4強入りを果たした。
 最終日の準決勝は連覇を狙う宇部商(山口)を2(25─23・25─20)0、決勝の東福岡(福岡)は3(25─23・25─21・26─24)0で下し、優勝した。
 同校は岡谷工を率いて8度の全国制覇を果たした壬生監督が部を立ち上げて7年目。昨年は「初出場初優勝」を目指したが準々決勝(8強)で敗退した。チームは「日本一」を目標に質、量ともにどこにも負けない練習を積んで大会に臨み、2年連続2度目の出場で優勝をつかみ取った。
 渡辺君は「今までやってきたこと100の内、苦しいことやつらいことが99だった。しかし全国優勝という1で、苦しかった99は報われた。日本一になるまでが厳しかった分、目標を達成したときは最高にうれしかった」と喜んだ。
 インターハイの優勝は秋の国体、来年1月の全日本高校選手権と続く3冠への第一歩となる。小林君は「創造の持ち味である3枚ブロックが全国でも通用した。ずっと日本一を目指してきたので、優勝できて本当にうれしかった。次は国体での優勝を目指したい」と早くも次の大会を見据えていた。

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