【最終処分場】調査は大多数の理解得て〜反対者

2011-08-06 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 最終処分場建設反対の会の代表の1人、中嶋福夫さんは3日の取材で「市の回答は、反対署名の提出に関して何もコメントがなく、理解の程度が不明で大変不満。今後各種調査をするには、区民大多数の理解と同意を得てからにしてほしい。区は反対署名の重さをきちんとした形で受け止めてほしい」と話す。
 同会は嘆願書で五つの撤回理由を挙げた。①候補地は人家に近い②周辺には保育園や小学校、福祉施設があり、生活環境の悪化につながる③地下水があり、下流域への影響が心配④北側の扇状地は過去の災害によりできた個所で、土砂災害特別警戒区域に指定されていて重要な問題⑤調査・受け入れの可否は区役員、組幹事会、検討会だけで行う構図であり、ごく少数区民の意見。民意を正しく行政に反映させるよう請求する―とした。
 また、提出した署名簿の文面は3種類存在する。建設計画反対の理由を①大震災により人工物に対する安全・安心神話は崩壊。有害物質の流出事故があれば仁礼の名水や、地下水、清流鮎川など下流域が汚染される②住宅や小学校、保育園、福祉施設などあり、運搬関係車両の通行による危険の増大、粉じんによる健康被害が心配③ごみは永遠に残り、鮎川水系や仁礼区の負の遺産になる―とするもののほか、④道路公団が行った整備工事は土砂流出や法面の崩れなど不備未整備―が加わるものと、①③④を挙げるものがある。

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