22日に復興への思い込めて〜須坂みんなの花火大会

2011-07-09 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市花火大会実行委員会は7月22日に百々川河川敷で開く「第24回須坂みんなの花火大会」に向けて、6月30日を期限に市民や事業所などに資金調達への協力を呼び掛けた。長引く不況の影響や東日本大震災の義援金支出などで花火大会への協賛金が集まりにくい状況だったが、実行委員会(事務局・須坂商工会議所)のまとめでは279件で406万5,000円の善意が寄せられ、昨年より規模は縮小するものの、須坂の夏を彩る風物詩は今年も大輪の花を咲かせる。

 実行委員会では、震災発生後の会合で大会開催の可否を話し合うなど紆余曲折を経て、最終的に、規模を縮小し、開催方法も見直す中での開催を決定。テーマを「がんばろうニッポン!須坂から復興へのエールを送る」として、市民・事業所・団体・グループなどから協賛金を募り、集まった金額の中で花火を打ち上げ、復興応援メッセージも募集することにした。
 花火代となる協賛金は400万円を目標とし、実行委員会構成団体への働きかけや、市内金融機関窓口からの振り込み手数料を無料とするなどの方策を講じた結果、目標額を上回る金額が集まり、このうち、一般市民からも126件で44万7,000円の善意が寄せられた。
 このほか、昨年の花火大会会場や須坂えびす講など震災発生以前の活動で受け付けた募金が20万9,670円あり、実質的な協賛金総額は427万4,670円となる。実行委員会では「厳しい状況の中で多くの皆さんに協力していただき、感謝したい。打ち上げ数は昨年の2,000発には及ばないが、皆さんに楽しんでもらえるプログラムを組みたい。ぜひ会場に足を運んでいただき、復興への思いを込めた須坂の花火大会を盛り上げてほしい」と話している。
 当日は午後8時から花火を打ち上げるが、オープニングイベント(7時半)として天明五閑太鼓の演奏や須坂高校生のダンスも予定している。問い合わせは須坂商工会議所☎026-245-0031まで。
 なお、本紙6月25日号掲載以降に寄せられたメッセージ(一部省略)は次のとおり。
   □  □
★すざかから復興の尺玉を上げよう(80代男性)
★がんばろう東北、須坂から願っています(60代男性)
★一日も早く普通の生活に戻れますよう、お祈りいたします(女性)
★頑張って耐えている被災地の皆様に一日でも早く〝心の復興〟がくることを願っています(50代男性) 
★震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。復興に向けて、皆で力を合わせよう(30代女性)
★きっと気持ちが届けられると思います。共有できることを誇りに思います。少額ですみません(60代女性)
★娘と一緒に寄付いたしました。少ないけれど少しでも皆様の力になればと思います。がんばりましょう(40代女性) 
★貧者の一灯ですが…、当夜晴天を期待しています(80代男性)
★復興は長期戦。みんなでずっとがんばりましょう(40代女性)
★みんな同じ気持ちです。みんな同じ願いです(60代男性)
★いつまで続くかわからない避難生活ですが、どうかわがままを言ってください(40代男性)
★献血、募金、物資の支援、応援メッセージ、息の長い支援活動をできるだけ行いたいと思います。皆で心を合わせて行動を(50代男性)

2011-07-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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