2011-07-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂市と市内の企業など数団体はこのほど、東日本大震災の被災地を支援する「こころひとつ」プロジェクトを立ち上げた。例年販売している動物園のうちわを特別バージョンで作成、7月1日から2枚200円で販売を始めた。購入者にはそのうちの1枚にメッセージを書いてもらい回収。数回に分けて宮城県塩釜市に送る。
これまでもさまざまな動物園グッズが開発され、中でもうちわは季節商品として人気が高い。特に今年は夏の電力供給が懸念され、節電への関心が高まっていることもあり、企画・デザインに関わるオフセット(須坂市境沢町)が、電気を使わずに被災地の暑さ対策に役立ててもらえれば―と、プロジェクトの立ち上げを提案した。
うちわは紙製で、直径約21cmの円形。表側にベンガルトラや川上犬、フラミンゴなど10種類の写真と、「ぼくたちはさわやかな風をあなたに届けたい」とのコメントを印刷。裏面に「見上げる空はつながっています」のメーンコピーと、須坂市役所屋上から望む北信五岳の写真、賛同者のメッセージ記入欄がある。
須坂市はこれまでも、塩釜市に防援助隊の派遣、義援物資の提供などを行っており、臥竜公園管理事務所では「動物園としても、継続的な被災地支援活動の一つとして協力していきたい」としている。塩釜市ではまず、7月18日の夏祭りの際、住民に配布する予定という。うちわは8月中旬まで、動物園窓口のほか協賛企業などで販売する。同園☎026-245-1770。
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