【知事表彰】「仁礼宿・花いちもんめの会」と「上八町史跡保存会」

2011-06-18 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 平成23年度知事表彰が9日県庁で開かれ、78人、7団体が受賞した。須高関係では、環境美化功労で「仁礼宿・花いちもんめの会」(坪井今朝生会長、仁礼町)、学術芸術文化功労で「上八町史跡保存会」(神林啓助会長、上八町)が受賞した。
 花いちもんめの会は設立の平成7年から毎年活動する。会員72人。仁礼地区の国道406号など約540mのフラワーロードと約200㎡の花壇を整備。土づくりから定植、草取りなど会員が自主的に実施。地域の小中学校や老人会とも連携し美化に努めている。道を往来する人に安らぎと潤いを与えている。みどりの愛護功労者国土交通省大臣表彰や全国花いっぱいコンクール最優秀賞など数多く受賞している。
 坪井会長は「市主催のヨーロッパ視察に参加して刺激を受け、定年後に始めた。当初は石拾いや花壇作りに苦労した。自分の地域をきれいにする気持ちでやっている。大変だが面白い」と話した。
 三木市長は「多くの人が美しさに驚いている。他にない模範。皆さまのおかげで、住民のふれあいと環境美化への関心が高まっている」と感謝した。
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 上八町史跡保存会は平成7年、県指定史跡「八丁鎧塚」の公園整備を機に設立した。史跡周辺の草刈りや清掃を住民総出で年4回、また史跡公園内の樹木の枝切りやごみ拾いなどを行っている。役員は毎月史跡公園内の整備に尽力している。
 また、同会は地区の歴史や古墳の理解を深めるため毎年講演会や研修会を開く。昨年からは八丁鎧塚まつりを共催。日本善行会善行賞などを受賞する。
 神林会長は「地域の宝を守るために取り組んできた。活動を評価していただき感謝。市には国指定への助力を希望したい」と話した。
 三木市長は「市としても国指定に努力する。ボランティア表彰は少ないだけに貴重。高甫には多くの文化財があり、皆さまは絆の力で文化財を大切にしている」と感謝した。

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