2011-06-12 07:00 am by 須坂新聞
須坂市境沢町出身の伊藤祐真さん(22、神奈川県川崎市)は先ごろ、映画の脚本コンクール第36回城戸賞(日本映画製作者連盟主催)で、2位に当たる準入賞を受賞した。受賞作は、須坂市などを舞台に若者たちが地ビール造りに奮闘する姿を描いた「カンパイ!」。日本映画学校在学時に卒業シナリオとして書いた作品で、伊藤さんは現在、脚本家を目指して映画関係の仕事をしている。
同コンクールは、新人脚本家の登竜門とされ、映画ゴジラシリーズなどで知られる大森一樹監督らがこれまでに受賞、映画化された作品も。今回は298点の応募があった。
「カンパイ!」はニートの主人公が、弟やその大学の仲間とリンゴを使った地ビール造りに携わる中で、試行錯誤しながら成長する姿をユーモアたっぷりに描いたストーリー。働いた後に飲んだビールのおいしさやその時の感激を基に創作したという。若者の郷土愛や兄弟の絆などの思いも込められている。
伊藤さんは子どものころから映画やドラマが好きで、小説を書くなどしていた。須坂東高では自身が脚本や監督を担当して2本の映画を自主制作、上高井郡役所で上映するなどした。卒業後、日本映画学校(川崎市)に進学して、本格的に映画制作や脚本について学んだ。
「評価されて自信になった。映画を通して自分の考えを表現したい。将来はエンターテイメント性のある、楽しい映画を作れるようになりたい」と話す。
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