「音楽のチカラを信じたい」〜富澤一誠さん手記

2011-06-11 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 先行き不透明な時代だからこそ「音楽のチカラ」を信じたいものです。私は、演歌・歌謡曲でもなくJポップでもない、大人の良質な音楽を「エイジフリー・ミュージック」と名付けて提唱しています。そんな「エイジフリー・ミュージック〜大人の音楽」キャンペーン第6弾が5月11日から7月31日まで行われています。
 エイジフリー・ミュージック総合プロデューサーとして、こんな大人の歌があったらいいなと思い、プロデュースしたのが、さくまひできの「どこで暮らしていても」です。
 時代はいま「家族愛の歌」を必要としています。なぜならば、親が子を傷つけ、子が親に刃を向けたりするような凄惨な出来事が続き、家族の崩壊が始まっているからです。だからこそ逆に、家族の絆の大切さが再認識され、家族の絆をテーマにした「家族愛の歌」が共感を呼んでいるのです。そして、家族の絆の究極の存在は母親です。
 そこで、私は今年92歳になった母親のことを思い出しながら詩を書いてみました。すると、母と過ごした幼い日々の想い出が、故郷の山並みや川のせせらぎと共に鮮やかによみがえってきました。
 作曲は唱歌「故郷」をイメージして―と岸田敏志さんにお願いしました。歌は叙情的で哀愁のあるシンガーはいないかとさがした結果、さくまひできさんにお願いすることになりました。幸運にもこの歌は故郷須坂のメセナホールで毎年開催している「フォーエバーヤング」のテーマソングに採用されました。と同時に「エイジフリー・ミュージック」キャンペーンのフラッグ・ソングにしようと思っています。
 手前みそですが、エイジフリー・ミュージックの理念は、さくまひできの「どこで暮らしていても」に凝縮されているといっても過言ではありません。

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