須坂の花火大会開催決定〜詳細は?

2011-06-04 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市花火大会実行委員会はこのほど開いた会合で、今年の花火大会(第24回須坂みんなの花火大会)を7月22日午後8時から百々川河川敷で開くことを正式に決めた。前回の会合で、大震災の影響を考慮して規模を縮小し、打ち上げ予定場所を臥竜山中腹として、有料駐車場や観客席は設けないことなどを申し合わせたが、臥竜山が打ち上げ場所として適さないことが判明。再検討した結果、昨年までの百々川河川敷で行うことでまとまり、実行委員会では「皆さんの協力を得ながら、大会に向けて総力を挙げて取り組んでいく」ことを確認した。

 5月中旬に実行委員会・行政・消防・警備会社など多数の関係者が臥竜山を現地調査。その結果▽臥竜山は市指定文化財に指定、文化財が多数あり、一帯が風致保安林にもなっている▽水利の確保が困難である▽登り口が複数あり、すべて入山禁止の対応は難しい―などの意見が出され、数多くのリスクや警備面でも不安があることから、臥竜山中腹での打ち上げを断念した。
 会合ではこれらの経緯を踏まえ、百々川河川敷で打ち上げることを決定すると共に、テーマを「がんばろうニッポン!須坂から復興へのエールを送る」として、市民・事業所・団体・グループなどから協賛金を募り、集まった金額の中で花火を上げることや復興応援メッセージも募集することなどを確認した。
 協賛金(1口1,000円、何口でも可)は6月30日まで募集中。実行委員会では6月の市報に折り込む形でチラシを全戸配布して協力を呼び掛けている。協賛の方法として▽市内の金融機関窓口(ゆうちょ銀行、八十二銀行、長野銀行、長野信用金庫、長野県信用組合、須高農協、長野県労働金庫)からの振り込み(いずれも振込手数料はかからない)▽募金箱への協力(実行委員会事務局の須坂商工会議所窓口に設置)▽現金書留(郵送料は自己負担)による協力―などがあり、実行委員会では「お寄せいただいた協賛金を有効に活用して、できるだけ多くの花火を被災地に向けて打ち上げ、須坂から笑顔と元気を発信していきたい。皆さんのご協力をお願いします」と話している。
 なお、団体からの協賛金第1号として、このほど、須坂市区長会が7万円を寄付、中村壽勝会長ら正副会長4人が実行委員長の牧勇男須坂商工会議所会頭に手渡した=写真。中村会長は「須坂から復興へのエールを送るという趣旨に賛同した。花火大会は須坂の元気づくりにもなる。ぜひ成功させ、継続してほしい」と話し、牧実行委員長は「本当にありがたい。皆で頑張って花火大会を盛り上げ、須坂を元気にしましょう」と感謝していた。

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