2011-05-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は本年度、市内すべての小学6年生を対象に「理科大好きキッズ育成事業」を始めた。県の高校再編計画で4年後に須坂商業高校と須坂園芸高校が統合して総合技術高校が新設されることから、理科好きな子どもの育成を目指す。「空気の力」「超低温の世界」「光はおもしろい」「人体のしくみ」といったテーマで、諏訪東京理科大の助教や信大医学部准教授らが各校を訪問して授業を行う。20日は仁礼小6年礼組が受講した。
仁礼小でのテーマは「空気の力」。諏訪東京理科大システム工学部の東裏雅司助教(流体力学)が教壇に立ち、自動車や飛行機に流体力学が応用されていることや、ロケットが飛ぶ仕組みなどを説明した。
児童が各自スプーンを水道水に近づけて流体の力を体感したり、ストローからの息で発泡スチロールのボール吹き上げに成功すると、「すごい。でもなぜ」と関心を高めた。
また、エンジンの原理を理解するため、アルコールが入った小びんにライターを近づけて小さな爆発を起こす実験を行った。引火したとたん、「ボボボボ」という音がすると、児童らはとっさに首をすくめ、「車のエンジン音だ」と驚きの声をあげた。
グラウンドでは、ミニロケットを打ち上げた。児童たちのカウントダウンで勢いよく発射、一瞬見失うほど高く舞うと、「おー」とどよめきが起こった。中島虹菜さんは「理科の授業は大好き。今日も実験でいろんなことが分かって楽しかった」と話していた。
2011-05-29 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy