版画ギャラリー開設〜斉藤ペータさん

2011-05-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市福島町228の版画家斉藤ペータさん(58)は昨年秋に、自宅の繭蔵を改装して作品を展示する「ペガサスギャラリー」を開設した。29日午後3時から一般開放して作品展、4時からコンサートを行う。
 斉藤さんはドイツ出身。1982年に来日し、2006年に妻幸子さんの実家のある須坂市へ。ガラス板の上に墨や黒インクを延ばし、その上に紙を乗せて、紙の上から指や筆の柄で描画する「モノタイプ」と言われる技法を中心に創作している。版画同人誌「櫟(くぬぎ)」会員で、各地で個展も開いている。書や楽器演奏も。
 ギャラリーは、繭蔵の内装を整備して展示スペースと作品制作するアトリエを設けた。29日は斉藤さんの版画と書、ペーパーワークス、友人のカールハインツ・ボイケさん(ドイツ)の抽象画、ジョージ・ヴェンガーさん(スイス)のインタリオタイプの版画など約30点を展示する。
 斉藤さんは「土壁で趣のあるギャラリー。さまざまな技法の作品を展示したい。地域の人たちに私の活動や、版画、美術の魅力を知ってもらいたい」と話している。
 コンサートは、斉藤さんをはじめ県内外の演奏家8組が出演して、アイリッシュフルートや尺八、ジャズ、ブルースなどを演奏する。作品展、コンサートともに入場無料。
 なお、同日午前10時〜正午に常盤町の上高井郡役所でもコンサートを開く。入場料1,500円、前売り1,300円。斉藤さん☎026-245-5559。

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