【須坂市保育園】須坂、高甫は本年度設計へ

2011-05-21 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市は公立保育園の順次改築を進め、本年度、仁礼・夏端統合保育園の施設整備工事に着手する。新設場所はグリーンアルム複合施設南東の市有地(須坂市仁礼)約4,400平方メートル。実施設計が終わり、近く入札を行って施工業者を決め、来春の完成を目指す。開園は来年4月。一方、本年度設計、来年度工事を予定する須坂保育園と高甫保育園は、それぞれ現地改築する。16、17日に開いた説明会で保護者や地元の要望を聞いた。
 仁礼・夏端統合園は木造平屋、延べ床面積約1300平方㍍。園庭を約1,000平方メートルと広く取り、公立園では初の太陽光発電装置を設置。福祉施設との交流も期待している。
 須坂保育園(東横町)は敷地約2,000平方メートルだが、北側公用車用車庫も活用して約2,500平方メートルに広げる。園舎は現在延べ床面積610平方メートル。一部2階建てで構想中。本年度基本設計、実施設計を行い、来年度埋蔵文化財調査をしてから工事に入る計画(本年度予算計上、24年度繰り越し事業を予定)。
 改築工事を行う来年度は須坂南保育園(南原町、現在閉園)を仮園舎として活用する。
 一方、高甫保育園(野辺町)は敷地約2,860平方メートル。地権者と交渉中の南側を広げて約3,300平方メートルにしたいという。園舎は延べ床約890平方メートル。
 改築工事を行う来年度は統合新設で空く夏端保育園を仮園舎に活用する計画。
 市教委は「敷地と財源には限りがあるが、保護者や現場の声には知恵を絞って工夫して応えたい」とする。
 今年4月に開園した「さかた山風の子保育園」(坂田町、社会福祉法人わらべ福祉会が設置運営)は、4月から須坂市の委託を受けて「病後児保育」を始めた。4月は延べ16人(実質7人、すべて同園の園児)が利用した。
 市の病後児保育は、通園児の病気回復期に専用保育室で看護師や保育士が一時預かる保育サービス。1日最大4人、月曜から金曜まで無料で利用できる。市外の保育園、幼稚園に通う市民の子供も利用できる。同園☎026-248-8920。

2011-05-21 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



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