須坂ニュース

2011-04-17 07:00 am by 須坂新聞

　小山小学校６年中組（25人、現常盤中・墨坂中１年）は３月、卒業記念にレポート「ふるさと竜ヶ池をきれいに〜EM浄化活動大作戦」（写真）をまとめた。
　同小では６年前から臥竜公園事務所の指導の下、EM菌を使っての浄化に取り組んでいる。同組では５年時から、EMだんごやEM培養液を使って比較実験しEM菌の効果を確認。６年時で実験結果をもとにEMだんごなどを大量に作り竜ヶ池に投入してきた。５年時の12月〜６年時の３月には毎月１回の定点観測で水質検査も実施、浄化を呼び掛ける看板を作った。
　定点観測では児童一人ひとりの位置を決めて、各自が責任を持って気温や水温、透視度、PHなどを記録、グラフにまとめた。レポートには「EM菌の投入で微生物が増え、池の透明度は上がったが、臭いはあまり変わらない。いろんな場所から投入すると効果的で水質が悪くなる夏は多く投入した。継続が大事」などと記した。
　担任の松沢裕子教諭（現井上小教諭）は「活動を通して故郷を大切にする心が育った」と話す。約40冊作り、市立博物館などに贈呈した。

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