【須高各社で入社式】初心忘れず困難に向かって

2011-04-09 07:00 am by 須坂新聞

工業・商業 icon■オリオン機械/23人
 オリオン機械(須坂市幸高町)は1日、グループ会社のオリオン精工(同市米持町)と合同入社式を行い、新入社員23人を迎えた。
 太田哲郎社長は「被災地では内定が取り消される社員が大勢いる中、新入社員を迎えて入社式を開くことができることは幸運。深く感謝したい。一級の製品は一級の社会人から生まれる。感謝の気持ちや相手への思いやりなどを大切にして。高い目標を持ってチャレンジし、仕事をする楽しさを見つけて」と呼び掛けた。
 新入社員代表で浅田恵さんは「幸運にも働く機会を与えられたことに心から感謝し、1日も早く社会に貢献できるよう精進していきたい。感動を呼ぶ製品を生むため、顧客のニーズに応えられるよう日々の努力を怠らず、感謝の思いを胸に若い力で盛り上げていきたい」と決意を述べた。

■鈴木/20人
 精密金型などの鈴木(須坂市旭ケ丘工業団地)は昨年より2人多い20人が入社した。鈴木教義社長は震災の影響に触れ、「柔軟な対応で難局を乗り切る。情報や行動がスピーディーでないと生き残れない。日本の優位性を見せる好機。世界に向かって生きる企業体質にしたい。厳しい状況はどの企業も一緒。常に挑戦する気持ちを持ち、前向きな発想で行動を」と呼びかけた。
 新入社員の小松直貴さん(22、小布施町林)が「助け合い、高め合いながら取り組みたい。日々努力し、今日の気持ちを忘れず、誠心誠意仕事に励みたい」と決意を述べた。

■アスザック/21人、前田鉄工所/14人
 アスザック(本社・高山村駒場)は21人を採用した。
 久保正直社長は「大きな国難の年だが、希望の年に変えられる。会社の使命『人と自然の豊かさに貢献』を共有し、現在の緊張や不安を自己の成長と社会貢献のワクワク感に変えていこう」と呼び掛けた。
 前田鉄工所(須坂市豊丘上町)は14人を採用した。半谷雅典社長は「大震災という国難に対して、仕事を通して貢献していきたい。そのために一日も早く職場の戦力となり、感謝のできる人、意欲のある人に成長してほしい」と期待した。

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