地元食材を使って須商生徒が開発したのは?

2011-04-03 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂商業高の流通ビジネスコース受講生は授業の一環として、毎年10月に開催する「須商マーケット」に向けた商品開発に取り組み、特製ラーメンを開発した。29〜31日に初めて試作し、教諭らを招いて試食会を開いた。須商マーケットの目玉にする考えだ。
 開発したのはマーケティングを中心に学ぶ2年生の流通ビジネスコース(山浦修教諭、26人)の6人。同コースでは2年前から「須商マーケットリニューアルプロジェクト」を掲げ、昨年は生徒が考案し、市内の菓子店と共同で開発した「野菜スイーツ」を売った。
 今回のプロジェクトは昨年9月に立ち上げ、12月から本格的に始動。長野市権堂町でラーメン店を経営する豊原和幸さんに技術指導を依頼。豊原さんの店へ何度も出向いてラーメンについての知識を深め、新商品のイメージを膨らませてきた。
 「地元食材で作ろう」をコンセプトに、みそラーメンは須坂のみそ5種類をブレンドした。今後は須坂園芸高生が作るオリジナルみそも加えて改良し、商品化する予定。しょうゆラーメンは従来須商マーケット食堂で提供していたものに手を加えてリニューアルした。
 開発チームリーダーの横川ゆきさん(現3年、須坂市中島町)は「しょうゆは細かい味の調製、みそは見た目や野菜の量などのバランスを改良する必要がある。イメージに近くおいしくできたが、もっと手際よく調理ができるようにしていきたい」と話した。
 山浦教諭は「今後は授業で販売促進などの勉強もしながら、月1回程度の試作や改良を重ね、本番に向けて準備を進めたい」とする。

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