交通死亡事故連続発生〜井上地区全世帯に夜光たすき

2011-03-13 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市井上地区で1月13日と2月5日に交通死亡事故が連続発生したことを受け、須坂市、須坂警察署、須高・須坂市交通安全協会はこのほど、同地区の全世帯に1本ずつ、約1,500本の「夜光反射たすき」を寄贈した。同地区7町を代表して嶋田桂一井上町区長、佐藤進幸高町区長、小平純司中島町区長が須坂警察署で佐々木啓佐義須高交通安全協会長(市安協会長も兼務)からたすきを受け取った=写真。
 死亡事故の1件目は幸高地籍の市道で午前6時35分ごろ、横断中の70歳代の歩行者と軽四貨物車が衝突。2件目は井上地籍の市道で午前0時半ごろ、道路中央付近で自転車を停めて立っていた80歳代の男性と軽四乗用車が衝突。共に見通しの悪い時間帯に発生した。
 須坂署管内では昨年1年間で交通事故の死亡者は1人だったが、わずか1カ月余りで1年分を上回り、同署は2月11日から「須高地区交通死亡事故多発注意報」を発令中で、啓発活動や取り締まりを強化している。
 たすきの寄贈もその活動の一環で、3区長は「事故が起きてからでは遅い。一人一人の交通安全に対する意識が大事。地域としてできる限りの活動をしていきたい」と話し、宮嵜順警察署長は「たすきをしていればもっと早く発見できたかもしれない。これ以上犠牲者を出さないために、たすきの贈呈を急きょ決めた。たすきは丸くすれば交通安全の輪であり、長くすればシートベルトの形になる。この交通安全ベルトをぜひ活用して」と呼び掛けた。
 なお、9日現在、須坂署管内では52件の人身事故が発生、死者は2人、負傷者は56人。前年同日と比べて件数は1件(2.0%)増加、死者は2人(200%)増加、負傷者は逆に2人(3.4%)減った。市町村別では須坂市が発生10.5%増、死者200%増、負傷者2.3%増。小布施町は発生・負傷者とも減少し、高山村は同数となっている。

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