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【須坂市】「恋人の聖地」モニュメント最優秀賞は？

2011-03-06 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 　須坂アートパークが昨年４月、ＮＰＯ法人地域活性化支援センター選定による「恋人の聖地」に認定されたことを受け、同パークの総合的な観光振興を図ろうと、モニュメントの設置事業を進めている須坂市はこのほど、公募したデザインの審査会を市役所で開き、最優秀賞に文化女子大学造形学部２年の川嶋美咲さんの作品「一瞬が一生に」を選んだ。

　公募は市内在住・在校の中学・高校生、県内の大学・専門学校や今年度の市の蔵の町並みキャンパスに参加した県外の大学に在籍している個人・グループらを対象に行い、20点の作品が寄せられた。
　審査は県デザイン振興会事務局長の五味英紀さんを長に大学教授・講師、芸術家、観光関係者ら７人で行い、恋人の聖地としてふさわしく、須坂らしさを表現した川嶋さんの作品が高い評価を得た。
　川嶋さんは「太陽の光と環（わ）によって出来たハートを君に贈る」のコンセプトでデザイン。「須坂で栄えた製糸業。その動力となった水車をシンプルにデザインし、プロポーズには欠かせないリングを設置した。ある時間帯には太陽に照らされた環の影が２人の愛を象徴するようにハートに形に変身する」と作品を説明している。
　審査ではこのほか、優秀賞に文化女子大学造形学部２年の小田実祈子さん、特別賞に須坂東高校１年の小林美由紀さんと須坂商業高校１年の赤塩実加さんの作品を選んだ。
　なお、恋人の聖地は現在までに全国で127カ所、県内は須坂アートパーク、軽井沢、車山高原、諏訪湖サービスエリア、白馬五竜「幸せの鐘」など10カ所を選定している。