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佐藤綾さん（須坂市村山町・長野東高1年）が日本水泳連盟ジュニア派遣選手に

2011-03-06 07:00 am by 須坂新聞

スポーツ icon 　長電スイミングスクール須坂の佐藤綾さん（長野東高１年、須坂市村山町）はこのほど、日本水泳連盟がジュニア選手の強化育成を目的に毎年行っている「ジュニアブロック・シンガポール遠征」の派遣選手（40人）に選ばれた。今月13日から22日までシンガポールで開く国際大会に挑む。種目は自由形。佐藤さんは「ベストが出せるよう、モチベーションを上げて頑張りたい」と意気込んでいる。
　昨年12月に福井県で５泊６日の北信越ブロック合宿があった。県水泳連盟競泳委員会の推薦で、県内からは佐藤さんを含む男女６人が参加した。
　佐藤さんは合宿での成績と昨年９月、千葉国体の競泳少年女子Ｂ100m自由形で５位に入賞した実績が評価され、合宿最終日のミーティングで発表された４人の代表選手の１人に選ばれた。男女31人が参加した中、女子でただ１人選ばれた佐藤さんは「合宿はつらいと聞いていたので不安だったが、乗り越えることができた。自分が選ばれると思っていなかったので、うれしかった」と喜んだ。
　長電スイミングスクール須坂支配人でコーチの浅地敏さんは「他県が強い中、数年ぶりに長野県から選手が出たというのが大きい。県内の他の選手の励みにもなる」とたたえ、「前回の記録を見ると、ベストが出せればメダルの可能性も出てくる」と期待する。
　佐藤さんは中学までは背泳ぎに取り組んでいたが、高校に入ってからは自由形に専念。得意な距離は100mと200m。「試合で前半から怖がらずに、積極的に飛ばせるのが強み」と自分の泳ぎを分析する。
　日の丸を背負っての戦いに、「とても大きな大会で不安もすごくあるが、そういった場所でも自分の力を発揮してベストが出せるよう、モチベーションを上げていきたい。速い人の泳ぎから、自分に足りないところを吸収してきたい」と話す。
　遠征期間中はシンガポールエージグループ選手権（17〜19日）と日本・シンガポール対抗戦（20日）の２大会に出場。両大会ともに50、100、200mの３種目を泳ぐ予定。