【特集/須坂市議選②】あきらめの表れか…

2011-02-11 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 6日投開票の市議選投票率が過去最低57.98%だったことについて、市選管の山本秀雄委員長は9日、取材に「告示前から盛り上がらないとの声が聞こえ、告示後も市政の課題や争点が見えないと言われた。前回(63.28%)を上回るよう呼びかけ、最低でも60%台にのせたいと願ったが残念だ」と語った。
 原因については「年代別や町別投票率の分析ができていない段階だが、定数が前回から20に減ったことや、候補者のいない、少ない区や地域の関心が総体的に低いことなどが挙げられる」とする。
 上表では候補居住区を含む投票所でも50%を切っていて、関心の低さが表れている。
 投票所別の状況は最高が12投票所(井上、福島、中島、九反田、幸高、二睦)55.81%。最低が6投票所(北横、馬場、西、ハイランド、田の神)40.51%。
 50%を超えたのは▽13(上八、下八、野辺、村石、明徳、望岳台)52.59%▽7(春木、太子、相森、南小河原)51.35%▽15(塩野、豊丘、豊丘上)50.99%▽2(坂田、南原、大日向)50.78%▽16(峰の原高原)50.57%▽8(高橋、大谷、本郷)50.05%。
 前回比で下げ幅が大きいのは▽3(穀、北原、小山)22.3ポイント▽2が18.65▽1(上、本上、上中、中、新、常盤、横町)18.59―と続く。
 投票率の低下は、投票しても何も変わらないとする市民の明確な意思の表れとも受け取れ、須坂市において投票することの意義が問われる結果となった。
 昨年の参院選で投票用紙が投票者を12枚上回り、一方で保管用投票用紙が12枚不足する開票トラブルがあり、今回は再発防止のため管理や点検を徹底したという。「間違いのない開票作業に重きを置いた」(委員長)。開票作業は最終票確定まで1時間50分。前回より5分短縮した。

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