【特集/須坂市議選①】新人5人、現職15人が当選

2011-02-11 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 任期満了に伴う須坂市議選(定数20)は6日、投開票され、現職15人と新人5人が当選した。投票率は前回を5.3ポイント下回る57.98%で過去最低を更新した。期日前投票は前回に比べ838人多い4,071人で有権者の約1割を占めた。トップは前回同様宮坂成一氏。西沢えみ子氏や浅井洋子氏ら4人の女性初挑戦組が新風をもたらした結果、現職は5%〜33%前回得票を下回った。再挑戦の酒井和裕氏は前回得票の3割増で当選した。
 当選者は男性が1人減って17人、女性は1人増えて3人。年代別では50代9人、60代10人、70代1人。当選者の平均年齢は59.6歳で前回同日比1.3歳高い。当選回数は2回8人、3回2人、4回3人、5回2人。
 宮坂成一陣営(大谷町研修センター)は午後10時20分の2回目の開票速報で1,500票が出ると、場内はどよめいた。「やった、よし」のかけ声や喜びが一気に爆発した。
 万歳の後、宮坂氏は「皆さまのおかげで大きな票を頂いた。しっかりやれとのメッセージと受け止める。大きな期待に応えて一生懸命に働く。初心を忘れず、市民のために公約を果たしていく」と力強く語った。
 人口減少社会に突入して10年がすぎ、市の税収は大企業の再構築や景気低迷の影響を受けたまま。産業活性化や人口増対策、市民生活の向上、まちづくり、地域の維持継続など課題が山積する。
 投票率が過去最低となった要因は、候補者の抱負・公約に具体的政策が少なかったことや、年末まで選挙戦の構図が見えず、短期決戦色が一層強まったことなど候補者側のアピール不足のほか、投票を呼びかける選挙執行者側の周知活動や、市と市民の将来を左右する大事な投票権利を行使しない有権者側に重大な問題があり、事態を重く受け止め、対応すべきと言えそうだ。

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