「村山駅前ビル」夢工房福祉会が落札

2011-02-10 12:09 pm by 須坂新聞

お知らせ icon 社会福祉法人夢工房福祉会(須坂市上町、松本善雄理事長)は、長野地方裁判所の競売物件「村山駅前ビル」(須坂市村山143ノ7ほか)をこのほど1,975万円で落札した。同法人が須坂市本上町で運営する多機能型事業所「ワークス未来工房」を移し、新たに地域活動支援センター(仮称)などの設置を検討している。
 競売物件は土地(宅地ほか)約3,000㎡、建物(店舗、鉄骨造陸屋根4階建て)延べ床面積約4,000㎡。敷地にはほかに借地があり、現在、地権者との間で協議を進めているという。
 同法人は、手狭になっている同事業所と、ほかに長野市に借りている倉庫機能の一体化を模索していた。昨年12月に出された不動産競売情報(新聞広告)を見て検討を始め、先月、入札に参加した。
 移転する計画の同事業所は、就労継続支援A型(雇用型、定員15人)と、就労移行支援(一般就労へ移行、定員15人)の多機能型。今後はさらに就労継続支援B型(定員15人)を増設したいとする。
 食品加工やパッケージなどで未来工房の就労支援事業の年間売上高が3,000万円を超え、今後も増加が見込めることから「取得費や工事費はかかるが、今より広い場所で障害者の働きがいと所得保証を目指したい。地域との交流や運動スペースも確保し、地域に役立つ施設にしていきたい」(松本理事長)。
 スロープ橋は撤去する方針。駅前の立地を生かし、電車利用により当事者の自立や社会参加も期待される。
 競売物件を現在所有する村山駅前ショッピングセンター協同組合理事長で村山駅前ビル?代表取締役の堀内幸尚さん(高梨町)は取材に「裁判所からの正式な通知がない段階なのでコメントはできない」としている。

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