須坂ニュース

2011-02-06 07:00 am by 須坂新聞

　高甫小学校の全校児童（197人）は31日、のり以外はすべて須坂産の食材を使った手作りの恵方巻きを一斉にほお張り、今年の幸運を願った。
　須坂市恵方巻き教室実行委員会が、節分の行事を通して須坂の食材に関心を持ってもらおうと開き、３年目。この日、児童は朝から、すし職人の牧克也さん（松栄寿司須坂店）や市内の農業女性らの指導を受けながら、一人１本ずつ恵方巻きを作った。
　具材は、伝統野菜の八町キュウリ、村山早生ゴボウ、沼目越瓜のほか、卵、米（紫米）、椎茸、ごま、かんぴょうをすべて須坂産でそろえた。
　体育館では全校一斉に、今年の恵方とされる南南東に向かい、無言で恵方巻きにかぶりついた。４年生の山崎渉君（４年）は「成績があがるように」、小林香澄さん、矢口葵さんは「家族がいつまでも健康でいられるようにお願いしました」。
　昨年、児童たちは、高甫発祥の八町キュウリへの理解を深めようと、実際に学校近くの畑で栽培を体験。堀込明紀校長は「来年は自分たちで作ったキュウリで恵方巻きができれば」と話していた。

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