【最終処分場】重金属漏水の心配はないか

2011-01-15 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 長野広域連合が建設する一般廃棄物最終処分場の候補地として協議中の仁礼町でこのほど、一部の区民が建設に反対する看板を建てた。
 医師でもある区民は取材に「埋め立て物からカドミウムや水銀など重金属が溶け出し、漏水して地下浸透し、鮎川へ集まり、人体へ入ったら排出されない危険がある。埋めた物は永久に存在し、いつ施設外へ染み出るか分からない。須坂市民の水源地の仁礼を守りたい。医者として放っておけない」と話す。
 市は取材に「国が定めた方法によって管理する。それが危険で駄目だということではない。しっかり施設を造り、しっかり管理することを説明してきている。鮎川下流域の心配も承知しているので必要な時期に適切に説明したい」と話す。
 一方、12日の市議会全員協議会で、候補地についての議員の質問に市は旧土取り場内の農地について、農業委員会へ問い合わせたところ、土取り用地として平成4年に五条転用許可がされ、農地法上の農地ではないとの回答を得たと説明した。
 議員は、これまでの説明と相違があると詰め寄ったが、古谷秀夫議長が間に入り、「庁内で十分精査して適切な対応をしてほしい」とし、来月10日の任期切れまでに書面で対応することで終結した。

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