2011-01-08 07:00 am by 須坂新聞
遠藤酒造場(須坂市本上町、遠藤秀三郎社長)は、今月にも海外企業と契約を結んで日本酒の米国向け新ブランドを開発する。日本人が好む日本酒を届けるのではなく、「ワールドワイドに米国人のライフスタイルに合った飲み方を提案する」(遠藤社長)。6年前からモンドセレクション(世界食品コンクール)など海外でも評価され、欧州や米国、香港などに輸出するが、本格的出荷は今夏に予定する。
新会社(合弁)はニューヨークに構え、販売戦略や人の管理など現地での運営を担う予定。遠藤酒造場は日本国内で醸造する日本酒の品質保証や供給責任を負う。ブランドイメージを保ち、須坂や長野県を訪れる外国人を受け入れ、良好な醸造環境をアピールする。
海外展開の資金調達に充てるため、八十二銀行が全額を保証し、引き受ける無担保私募債(5,000万円)を先月27日に発行した。
また、酒蔵(北原町)に海外からの来訪者を迎える試飲室を設置するなど改修も行う。
遠藤社長は「ブランド名はこれから決めるが、味はほぼ固めた。現地でどんな酒が売れるかは課題だが、まずは供給に徹したい」。
同社の昨年9月期売上高は7億4,000万円。従業員は20人。
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