【特集】須坂市議選②〜改選市議会に熱視線

2011-01-01 07:00 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 2月10日に任期満了を迎える須坂市議会はこの4年間に、予算決算特別委員会を通年設置して、より効率的な委員会運営と議会の提言拡大などチェック機関の充実、政策の立案・提言の役割拡大に努めた。また、本会議のインターネット録画配信で市民がいつでもアクセスできるように取り組んだ。本会議の審議や委員会審査の内容理解を深めるため傍聴者にも議案概要の配布を行った。請願・陳情者には新たに趣旨説明の場を設けた。
 市議会事務局によると、インターネット録画配信は、平成20年6月から22年11月までの30カ月間に約36,000件のアクセスがあった。月平均約1,200件。一方、傍聴者は1定例会当たり約45人で前の4年間に比べ減っている。
 須坂市議会は開かれた議会を目指し、委員会と全員協議会を原則公開としている。議会に関心を持つ市民が増えることで新たな改善や議会改革につながるものと期待される。
 昨年4月、地域創造専門情報誌『日経グローカル』が全国807市区議会調査で須坂市議会の議会改革度を全国31位にランク付けた背景には、改選前の議会から続く議会改革の積み重ねがあった。
 議員定数削減や一般質問に一問一答方式を採用、討議の導入、政務調査費収支の公表、行政視察報告会の実施などしてきたが、さらに市民に近い議会となるためには、議会基本条例や反問権、自治基本条例の研究は避けて通れない課題だ。第五次総合計画基本構想を認めた立場から、将来像を実現するための議員・議会活動が試される。

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