2010-12-19 07:00 am by 須坂新聞
安曇野市にある東京都江戸川区の保養施設「穂高荘」は同区と同荘を結ぶ観光付き送迎バスを定期的に運行。その観光ツアーとして「須坂田中本家と名産作りコース」が初めて企画され、13日、16人が須坂を訪問、蔵のまち観光交流センターでは郷土食のニラせんべい作りの体験と試食が行われた。
一行は2泊3日の旅程で信州へ。中日の1日を須坂訪問にあて、田中本家博物館を見学後、同センターを訪れた。ニラせんべい作りでは、中町で郷土食体験工房「よっと蔵い」を運営するメンバーや観光協会スタッフらが協力。ニラ、野沢菜、味噌漬けの3種類をホットプレートで自ら作ってもらい、出来立てを食べてもらった。
参加した永井清司さん(77、江戸川区南小岩)は「終戦後に食べた懐かしい味を思い出した。けんちん汁、りんご、漬け物もおいしかった。田舎の素朴さが感じられ、とても癒やされました」と喜んでいた。中には「家で作ってみたい」と料理法を熱心に聞いている女性もいた。
今回のツアーは市観光協会が全国の旅行会社に提案して実現、近畿日本ツーリストが企画、はとバスが運行した。須坂の食をテーマにしたツアーは今年2〜3月に「やしょうまづくり」が初めて行われ、約200人が楽しんだ。来年も募集を行っているという。
一行は笠鉾会館や世界の民俗人形博物館も見学、須坂三昧のひとときを過ごし、受け入れ側もおもてなしの心で接した。市観光協会の駒津健一会長は「これからも須坂の魅力を感じてもらえる企画を提案して、誘客に結びつけていきたい」と話している。
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