自分だけのごみ箱「できた!」

2010-11-15 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 三益消防機材(長野市、小林正明社長=須坂市福島町)はこのほど、好きな絵を描き入れることができる組み立て式の段ボール製ごみ箱を、保育教材として須高にあるすべての公立保育園・幼稚園に寄贈した。仁礼保育園では8日、年中、年長児が親子一緒に制作。フェルトペンでお絵かきを楽しみ、組み立てが完成すると、うれしそうに自宅へ持ち帰った。
 「だ・い・す・きエコBOX」と名付けられた箱は、ごみをださないの「だ」、ごみ箱にいれるの「い」、すぐひろいましょうの「す」、地球をきれいにしましょうの「き」の文字を組み合わせたオリジナル。最終的には段ボールごみとして処分できるよう、環境にも配慮した。ごみに対する関心を子どものうちから持ってもらえるものを―と、小林社長と友人の山口勇さん(小布施町、同町商工会青年部長)、田中康喜さん(小布施町、田中紙工社長)の3人で発案。田中紙工が高山村の工場で1,300個を製造し、費用の23万円は三益消防機材が負担した。
 小林社長は「大きなことはできないが、3市町村の中小企業、在住者の連携で、小さなことから地域の中で環境問題に関わることができると思った。ごみ箱は、分別用でも、おじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントでもいい。自由に使ってもらい、家庭内で話題にしてほしい」と話している。
 この日、母親と段ボールの側面に電車の絵を描いた滝本優衣ちゃん(4)は「おうちへ持っていけば、お父さんがすごいっていうかな」。また「お母さんもお父さんも、もうひとつごみ箱がほしいっていってたから、よろこぶよ」と話す園児も。塚田厚子園長は「楽しみながら作ったごみ箱なので、きっと愛着がわくでしょうね」と話していた。

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