【須坂病院】がん治療研修施設に

2010-11-13 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 県立須坂病院(斉藤博院長)は1日付で日本がん治療認定医機構の認定研修施設となった。同院のがん治療認定医は、和城光庸医師(外科)張淑美医師(内科)熊谷信平医師(外科)の3人。認定期間は5年間。指導責任者の和城医師は「地域の患者さまに良質の医療を提供できるよう努力している」と取材に答えた。今年4月末時点での県内認定医は150人。認定研修施設は県内28施設となった。
 日本のがん診療にかかわる認定医・専門医制度には、がん薬物療法専門医(日本臨床腫瘍=しゅよう=学会の認定、平成18年4月から)と、がん治療認定医(日本がん治療認定医機構の認定、平成20年4月から)の二つが存在する。
 がん治療認定医は①がん治療の全相(初期診断から終末期医療まで)における標準的な医療内容に関して説明責任が果たせる②外科治療、薬物療法、放射線療法など専門領域において、指導医・専門医との連携の下に適正医療の継続に協力できる医師と認定するに必要不可欠な知識、経験を有する③外科治療、薬物療法、放射線療法など専門領域において、先端医療(臨床開発研究)が理解できる―と規定される。
 がん治療認定医は、各科の認定医・専門医の資格や、認定研修施設でがん治療研修を終え、指導責任者の証明、学会発表、論文発表などが課され、認定試験に合格することが条件とされる。
 同院では「抗がん剤などの薬が数カ月で変わり、新しい治療を取り入れることは大変だが、須坂以北にはがん拠点病院がなく、高度な治療(長野市のがん拠点病院で対応)を除いて抗がん剤での最新治療に対応できるよう努力している。薬はどこでも同じ条件なので国内最先端の新しい治療法や情報を地域格差なく取り入れ、機能発揮に努めたい」と話す。

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