【秋の叙勲】須高地区から2人

2010-11-06 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 政府は3日付で、今年度秋の叙勲受章者4,173人を発表した。長野県内は74人が対象となり、須高地区在住者は元須坂市議会議員の田中道雄さん(81、須坂市仁礼町)が地方自治功労で旭日双光章、前須坂市消防団長の塩崎貞夫さん(60、須坂市九反田町)が消防功労で瑞宝単光章を受章した。
 田中さんは上高井農学校卒。昭和42年から1期、東村議会議員として須坂市との合併に尽力した。同46年から3期、市議会議員を務めた。その間、上信越自動車道や、豊丘ダム、サマーランド、須高衛生センター、地域公民館、勤労青少年ホーム創造の家、須坂共同福祉施設などの建設に尽力。また、塩野地籍の工場団地造成、駅前市街地再開発の促進などにも貢献した。東村消防団副団長、市農業委員などを歴任。
 田中さんは「多くの人に支えられての栄誉。ただ感謝あるのみ」と話す。家族は妻富子さん、長男敬造さん夫婦、孫3人。
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 塩崎さんは長野工業高卒。昭和45年に市消防団に入団。副団長8年、団長4年、県消防協会会長など32年尽力した。山林火災で背負い式水のうによる消火戦術で鎮火させ、台風豪雨で千曲川堤防から漏水した際、土のう積み作業で被害を最小限にとどめるなど、陣頭指揮をとってきた。
 昭和60年、消防団活性化のために設置された音楽隊の初代隊長に就任。熱心に練習に励 む伝統をつくり、毎年恒例の定期演奏会は市民に親しまれている。また、平成元年から県消防ラッパ吹奏大会で9連覇の礎を築いた。
 「法被が凍り付く真冬の消火作業や徹夜の水防活動など思い出は尽きない。人のために働く消防魂は企業の良き戦力。受章は団員や皆様のおかげ」と感謝している。妻八重子さんと2人暮らし。

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