2010-10-09 07:00 am by 須坂新聞
県立須坂病院(斉藤博院長)は4日、新たに平日午後6時〜7時半受け付けで、内科の病気を中心に診る「夕暮れ総合診療」を始めた=写真は4日。職場や学校帰りに通常の診療が受けられる。本年度は地方独立行政法人県立病院機構(本部は県庁内)に運営が移行し、より患者目線に近づいて医療サービスを提供する。今月10日からは毎月第2・第4日曜午前9時〜午後1時受け付けで「日曜眼科救急診療」も始める。
夕暮れ総合診療は、正午〜午後9時の時間帯別年間統計で6時〜8時の受診者がピークを示し、その8割が初期医療だったことからニーズに対応する。開業医の診療時間帯とは競合しない▽水曜はこれまで通り須高医師会医師が担う―など連携を図り、同院の当直免除医師が交代で行う。
モデルの秋田県横手市立大森病院は平成9年6月から始め、平日2時間(5-7時)の年間収支は1,000万円の黒字という。
斉藤院長は「医師の過重労働を考える上で受診者が夜間にだらだらとあるよりは早い時間帯に受診してもらうことで患者、地域、当院と相互にメリットがある。独法化もアピールできる。将来的には研修医の訓練の場にもしたい」と話す。
看護師は県須坂看護専門学校の学生が実習として取り組む。
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