福島・中島町へ乗合タクシー実験走行

2010-09-04 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 市地域公共交通会議(事務局・市民課)が本年度、福島・中島地区へ導入する「すざか乗合タクシー」(予約制)の運行ルートを決めるため、「福島町・中島町乗合タクシー協議会」(会長・堀内勝福島町区長)は30日、実験走行を行った。昨年10月から実証運行する日野・豊洲等地区の便を両町へ延ばし、村山駅(写真)から両町を回って再び村山駅へ戻り、須坂駅や須坂病院など市中心部へつなげる試案で行った。
 同会議は国の「地域公共交通活性化・再生法」の補助を受け、昨年10月から「すざか市民バス」や「すざか乗合タクシー」を実証運行している。乗合タクシーは2年目の計画で公共交通空白地域の両町へ対象を広げる。
 先ごろ、両町の約300世帯を対象に利用意向を尋ねるアンケート調査を実施した。事務局は結果がまとまった段階で判断し、両町協議会や日野・豊洲地区予約制乗合タクシー協議会と協議して実施案を固め、同会議に諮って決定後、12月の導入を目指すとする。
 両町の運行試案では村山駅―県道村山綿内停車場線福島町南―公会堂―丁字路右折、すぐ左折で集落を通り、福島町北―権五郎川を越え、千曲保育園北側を通って市道井上松宮中島線から中島町交差点で右折し中島町東―中島町交差点へ戻り、市道村山八町線から市道中島中央線―中島町5組―村山駅へと11停留所(福島町6、中島町5)を設定する。
 運行時間は11カ所すべてを通って19分かかった。日野・豊洲等地区は停留所が50カ所あり、両町を回ると現行より10分〜20分程度時間がかかることが予想される。一方で、日野・豊洲等地区と福島町・中島町の一体的運営で利用効率が高まることも期待され、アンケート結果や協議の行方が注目される。

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