須高の在宅医療福祉進める第2専門委スタート

2010-08-28 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高3市町村はこのほど、新たな須高地域医療福祉推進協議会や理事会、二つの専門委員会を設置して進める「須高地域医療福祉ネットワーク推進事業」の実施要綱を定めた。24日、在宅医療福祉の課題に取り組む第2専門委員会が県立須坂病院講堂で第1回委員会を開いた。今年3月まで1年半活動した須高地区在宅医療福祉推進協議会の活動を引き継ぎ、退院支援と在宅医療福祉の包括的取り組みを進める。
 委員長に秋谷徹須坂病院在宅診療部長を、副委員長に林かおる小布施町在宅介護支援センター所長と中沢茂朝日ホームおんせん指定居宅介護支援事業所長を選んだ。
 第2専門委員会は須高医師会や3病院(須坂、新生、轟)、医療介護関係機関のほか、次回さらに関係機関へ参加を呼びかける。
 事業は「地域の医療や介護のことは地域住民が一番知っている地域」を目指し、地域住民への情報提供となるビデオの作成や、多職種間での退院支援カンファレンス(検討会)の拡充など進める。
 新たな地域医療福祉ネットワーク推進事業は、感染症(新型インフルエンザ等)と災害時の医療体制や、医師・看護師対策、退院支援と在宅医療福祉、救急医療体制、4疾病(がん・脳卒中・心疾患・糖尿病)の重症化予防、保健・医療・福祉関係者の研修などの整備・充実を図る。
 同協議会は、須高三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)▽県長野保健福祉事務所▽須高三病院(須坂・新生・轟)▽須高地区介護保険サービス事業者▽同居宅介護支援事業所▽同訪問看護ステーション▽須高三社会福祉協議会▽須高行政事務組合▽須坂市消防本部▽須高三市町村(須坂市・小布施町・高山村)―で構成する。
 理事会は協議会の議決機関。会長は須坂市長。副会長は小布施町長、高山村長、須高医師会長が務める。
 理事や委員の任期は24年3月まで2年間。
 第1専門委員会は感染症・医師等招聘(しょうへい)に取り組む。
 一連の事務局は、市健康福祉部健康づくり課地域医療福祉ネットワーク推進室(須高医師会館2階、須坂市立町、小林美佐子室長)が行う。

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