【総合技術高校H27年度スタート】1年かけ新校の大枠固める

2010-07-17 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県教委は12日、市消防本部で「須坂新校のあり方に係る地域懇談会」を開いた。昨年夏から今月6日まで「地域とともに須坂新校を考える懇話会」(内藤靖座長、19人)を8回開いて意見集約した、須坂市内に開校する総合技術高校の募集開始年度や活用する校地校舎、設置課程・学科、募集学級数など説明。出席した約20人から意見や提言を聴いた。
 須坂新校の募集開始は工業科棟が新築整備された後の平成27年度▽須坂園芸高校の校地校舎を活用し、施設整備の一定期間(平成30年ごろまで)は須坂商業高校の校地校舎も活用▽当面、全日制農業科3学級、工業科1学級、商業科3学級の合計7学級募集―が考えられるとした。
 農業科は食料生産関連、食品加工バイテク関連、環境創造関連の3学科。工業科は創造工学科(新設)とし、須高地域の特色の精密金型産業やメカトロニクス産業に対応する精密機械コース、メカトロニクスコースを設ける。地域産業を理解した指導力と高い専門性ある教員を配置する。
 商業科は会計関連、情報ビジネス関連、マーケティング関連の3学科・コースとする。
 出席者は「校舎は複合的な学校の良さを生かし、生徒の交流を促進するよう独創的なものに」と要望した。
 6日の第8回懇話会で地域の意見集約を行った内藤座長は「委員から建設的な意見を多数頂いた。須高地域の高校を考える会からも意見を頂き、この地域で求められる学校像は描けたものと思う。須高らしさや地域の宝として学校を考えたこと、両校が一緒になって新しい学校の新時代への対応が描けたこと、教育内容も他にない新しいものとなった」と述べた。
 今後は須園、須商両校でつくる「新校準備委員会」で新校の教育課程や校名、校歌・校章、学校目標、制服・校則、PTA、生徒募集準備など行う。県教委は実施計画を決め、県議会の審議を経て新校がスタートする。

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