芝生で「超気持ちいいー」校庭は?

2010-06-13 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 小山小学校グラウンドの一部芝生化が完了し、10日から児童の全面利用が可能になった。トラック部分を除く約3分の1が鮮やかな緑で覆われ、休み時間には児童がサッカーなどをして思う存分に駆け回る光景が広がっている。
 環境教育に積極的な同校では、児童会の試験栽培を皮切りに、PTA作業、おやじの会の活動へと拡大。雨水タンクや太陽光発電のスプリンクラーを備えた。独立行政法人日本スポーツ振興会の助成を受けて今年3月、新たに1,200㎡に当時の6年生が種をまいた。
 環境保護や癒やし、健康づくりなどの視点で全国的にも関心が高まる校庭芝生化。半面、設置時の費用や維持管理の難しさも指摘される。県内の公立小・中学校が校庭芝生化を進めているのは小山小を含め、最低でも26校ある(県教育委員会)という。㈳県造園建設業協会によると、小山小の芝は寒冷地用の西洋芝で、冬期間のダメージが少ない。最も懸念される維持管理について、特に水道代は1年目の今夏はまとまった水やりが必要だが、2年目、3年目と半減し、年々負担は減っていく―と話す。しばらくは同協会員のあかね苑(須坂市高梨町)がサポートし、芝の状態を見守る。
 また同協会は9日、「芝の管理に役立てて」と乗用タイプのロータリー式芝刈り機(70万円相当・写真)を同校に寄贈した。野沢幹雄校長は「ここまで整備していただいた芝を保つため有効に使わせていただきます」と感謝。また「心地よい芝の上での活動は今まで以上に広がる。制限することなく、自由に遊べる憩いの場になれば」と期待していた。

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