コーラス交流のバスツアーとは?

2010-05-17 07:00 am by 須坂新聞

観光 icon 須坂市東横町の蔵のまち観光交流センターに11日、大手旅行会社クラブツーリズムが企画した東京・多摩方面からの「コーラス交流バスツアー」の一行11人が訪れ、地元の女声コーラスグループ「マドリガルシンガーズ」と、歌を通じた楽しいひとときを過ごした。市観光協会が提案した企画が実現したもので、コーラスグループとの交流を目玉イベントとした全国の旅行会社でも初のケースだったが、大いに盛り上がり、市観光協会、クラブツーリズムとも「予想以上の成果。どの季節にも企画・誘客できる」と手応えを感じていた。

 ツアーは「童謡・唱歌のふるさと 春の信州歌の里」と銘打った日帰りバスの旅(通称うたバス)で、立川市を朝7時に出発、中野市のふるさと橋(高野辰之作詞の「故郷」のメロディーが奏でられる橋)や中山晋平記念館などを見学後、須坂に立ち寄った。
 交流会では、マドリガルシンガーズ(花岡君江代表/会員17人)が「須坂讃歌」「信州須坂蔵町慕情」「須坂味噌CMの歌」の須坂ならではの曲で歓迎。コーラス好きの中高年女性を中心とした一行は、歌詞カードに目をやりながら、この日参加したマドリガルシンガーズ12人が奏でるハーモニーに聴きいり、「素晴らしい」と大きな拍手を送っていた。
 続いて、全員で中山晋平や高野辰之ゆかりの「朧月夜」「故郷」「ゴンドラの唄」を歌い、茶話会では郷土食のニラセンベイが振る舞われ、和やかな歓談が繰り広げられた。最後は「今日の日はさようなら」を皆で合唱、心を一つにした。
 青梅市から参加した荻野光子さんは「4年前に中山晋平記念館や高野辰之記念館を訪ねたが、今回コーラスの交流があると聞き、参加した。素敵な歌声を聞きとても感動した。ニラセンベイもおいしく、家でも作ってみたい。おもてなしの心が伝わってきて、温かい気持ちになりました」と喜んでいた。

2010-05-17 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。