市立5保育園は順次現地改築〜市教委が審議会に示す

2010-05-15 10:04 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市保育所運営審議会は10日、市役所で本年度第1回を開き、市教委側が今後の施設整備計画を示した。平成23年4月開園予定で市立須坂南保育園に代わる新園(仮称さかた山風の子保育園)を坂田町(坊主山東側)に建設する。また、先月の部長会議で決めた残り7園の整備計画を示した。現時点では26年度に整備を完了する計画だ。
 現地改築とした5園について、子ども課は「近隣への移転の検討を含む。工事中の仮園舎の確保など細部は今後検討していく。計画は延びることもあり得る」とする。
 さかた山風の子保育園は今年3月、坂田町農家組合と設置運営する社会福祉法人わらべ福祉会、市の三者で「市立須坂南保育園に代わる保育園(事業)に関する覚書」を、また、坂田ほ場整備組合と同法人が協定書を取り交わした。今月18日には新入園児の保護者など保護者へ経過を説明し、寄せられた質問や要望に回答する。
 設置者は、建設地の農地転用許可や開発行為許可を経て、今後、補助金申請や新保育園設置認可を県に申請。来年3月までに建設工事を完了する予定。
 市は小中学校耐震補強工事を23年度終了予定とし、保育園の施設整備に着手する。
 統合する仁礼・夏端保育園は、確保済みの市有地(グリーンアルム複合施設東側、約4,400㎡、仁礼)に新設。本年度設計、23年度工事、24年4月開園予定。保護者説明会は今月17日に仁礼保育園で、21日に夏端保育園で開く。仁礼地域住民説明会は25日午後7時から仁礼コミュニティセンターで。
 須坂、高甫、相之島、北旭ケ丘、豊丘保育園は現地改築とし、須坂、高甫、北旭ケ丘は用地の拡張など検討する。統合園の井上・須坂千曲保育園は26年4月開園予定で建設用地を選定していく。豊丘保育園は現地改築だが、園児数が減少傾向のため保育園と小学校を一体とした保育像を模索するとしている。
 審議委員は保育所関係者や児童委員、学識経験者で合計9人。任期は今年3月から24年2月末まで2年間。会長に吉池武市社協会長を、副会長に田幸重彦主任児童委員連絡会須坂部会長を互選した。

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