2010-04-26 07:00 am by 須坂新聞
アコースティックギターやピアノの弾き語りミュージシャンとして活動する須坂市井上町出身の蓮香(はすのか)亜衣さん(長野市)が28日、初のシングルCD「リズム」を発売する。約10年間、路上やライブハウスなどで歌い続け、昨夏の「第11回平安堂ミュージシャンコンテスト」でグランプリに輝いた〝権堂の歌姫〟に注目だ。
同コンテストは毎年夏に「24時間テレビ」の番組の一部としてテレビ信州と平安堂が開いている。初めて応募した一昨年は予選落ちだった。2回目の挑戦で予選通過の11組に選ばれ、一般投票で3組のファイナリストに残り、最終審査で見事グランプリを受賞した。蓮香さんは「路上ライブなどで知り合った人たちの協力でグランプリを獲得できた。感謝の気持ちでいっぱいだった」と振り返った。
1999年、長野市に越した須坂高2年の冬、JR長野駅前で目にしたストリートミュージシャンにあこがれ路上ライブを始めた。弟のギターを借りて独学で教則本などで学び、たった1曲しか弾けないのに1カ月後には路上に繰り出した。
04年からは県内のライブハウスで活動を始め、多いときには月10本ものライブ出演をこなした。08年にはCDを自主制作し、路上やライブハウスで1年間に3,000枚以上を配った。
若い世代に偏ってしまいがちなライブハウスだけでなく、幅広い年齢層と触れ合える路上ライブをずっと大切にしている。「いろんな人に自分の生の声をリアルに伝えたい」と路上ではマイクなどの音響は使わず、生声・生ギターにこだわる。08年からは定期的に週2回、金曜日は午後9時半〜10時半に長野市権堂アーケード内、土曜日はライブや雨天時以外は午後4時〜5時にJR長野駅前で今でも歌い続けている。
28日、長野市のライブハウスJでCD発売ライブを開く。今後は「できるだけ各地方のイベントに出演して、多くの人と接点を持ち、活動の幅を広げていきたい。須坂のイベントや学校祭にも呼んでください」と話している。氏名は本名。
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平安堂各店で販売するCDやライブ活動の日程などについて、詳しくは蓮香さんのホームページへ。http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=momocozi
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