【須坂市議会一般質問】市道愛称「幸福ライン」提案

2010-03-13 11:30 am by 須坂新聞

政治・経済 icon 市議会一般質問で堀内孝人議員は5日、井上地域は高速道を通じて他県や他市から人が流入する表の玄関口。自然や歴史文化を生かした南部地域の活性化策として、市道幸高福島線を両町の頭文字をとって「幸福ライン」と呼び、また、乗客減に悩む長野電鉄屋代線の井上駅は「井上幸福駅」と命名し、幸運の道、幸運の駅としたらと提案した。駅には券売機を設置し、井上幸福駅の文字が入った切符を販売。地場産野菜・果物には幸福ラインのシールを張ってブランド化も可能とした。
 旧大笹街道起点の福島宿から井上地域を通り、高甫・仁礼地域へ、また、中心市街地や東西部、北部地域へも結ぶことができるとした。この市道に愛称名をの質問に市は「地域の機運が高まり、道路に愛着を持つことが大切」としたが、生活に密着した道路を考える機会を提案した。
 堀内議員は、新たな地域おこしや視点で笑顔を生み出せる夢と希望が持てる「あしたのまち、まちづくり」をロマンとともに始める機会。物産販売所やJA直売所、観光案内看板、JA井上支所などを活用して施設づくりや、周遊コースで結ぶ観光資源の活用、人づくりの3点が活性化のかぎになるとした。
 市は、県に愛称登録する18路線(市道は16路線)を取材に示したが、昔から通称で親しまれる他の道路愛称名もあり、今後機運の盛り上がりを待って追加したい考えだ。
 また、田中章司議員は3日、都市マスタープラン修正の再質問で高校再編計画に触れ、「定住人口を生み出すためには都市構造の転換が必要で、例えば須坂にできる総合技術高校は、農業試験場北側に新天地を求めるなど大胆な発想の転換が必要。財源は生み出すもの」と提案した。
 市は「高校再編の具体的な方針を尊重して見守りたい」とした。
 一方、宮本勇雄議員は4日、東地区の老朽化する橋対策で、米子川に架かる待居橋(まちいばし、米子町)と
中道橋(なかんどばし、米子町―亀倉町)の中間に仮称「あずま大橋」を、国の豪雪地帯対策特別措置法を活用して新設する考えはないかとただした。
 市は「今後策定する橋梁(きょうりょう)長寿命化計画の中で検討対象になっている。市単独ではかなり財源を必要とするため、2橋の改修等を優先し、新設は考えていない」と答弁した。

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